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日本の文化を守るべきか、変えるべきか?

  • 執筆者の写真: ナーセリー ハッチ
    ナーセリー ハッチ
  • 10月20日
  • 読了時間: 2分
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日帰り温泉が好きでよく行くのですが、最近気になることがあります。

若い方で、ワンポイントのようなおしゃれな刺青を入れている人が、タオルで隠しながら入浴している場面を時々見かけるのです。


ほとんどの温泉や銭湯には「刺青・タトゥーのある方は入浴お断り」という表示があります。これは法律で禁止されているわけではありませんが、日本社会には「公共の暗黙のルール」として根強く残っているものです。昔から刺青=怖い人、反社会的、というイメージがあり、それが今でも残っているためです。


しかし最近は、刺青を「おしゃれ」として楽しむ若い世代も増えています。そうした価値観の変化を考えると、これまでのルールと現実の間にズレが出てきているのかもしれません。とはいえ、ルールを知ったうえで「隠しながらでも入りたい」という中途半端な行動には、正直「それなら最初から入れるなよ」と感じてしまうこともあります。


ただし、この考え方自体が今後は大きく変わっていく可能性があります。理由のひとつは、外国人の増加です。労働者として日本に住む人も、観光で訪れる人も急激に増えています。彼らにとってタトゥーは文化やファッションの一部であり、入浴を断られる理由になるとは思っていない場合がほとんどです。実際、日本の温泉文化に憧れて訪れた外国人が、タトゥーを理由に断られて困惑するケースも少なくありません。


もちろん有名観光地では「タトゥーカバーシールを配布する」など柔軟な対応も始まっています。しかし地方の温泉施設では、まだまだ従来のルールをそのまま適用しているところが多いでしょう。これから人口減少と少子高齢化が進む中で、観光産業や労働力確保に外国人が欠かせなくなることを考えると、日本社会も「文化の違い」を受け入れる柔軟さを身につける必要があるのではないでしょうか。


言葉の壁はAIや翻訳技術の進歩で少しずつ解消されています。それでも文化の違いから生まれる摩擦はまだ残っています。刺青・タトゥーの扱いもその一例です。温泉という日本の大切な文化を守りながらも、時代に合わせた新しいルール作りが求められていると感じます。


♨️皆さんは「温泉と刺青」についてどう思われますか?

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