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講座の舞台裏




私は、公民館や植物園などの施設で、園芸に関するさまざまな講座を開催しています。主にガーデニングや寄せ植えの講座が多く、初心者から経験者まで楽しめる内容を心がけています。



私の講座の特徴は、前半で園芸の基礎や植え方のコツを詳しくお話しし、後半で実際に寄せ植えを作るという構成です。


一般的な寄せ植え教室では、あらかじめ決められた苗を使い、参加者がその通りに植えるだけのことが多いですが、私の講座では少し違います。


私は、約20種類の花苗やカラーリーフを用意し、その中から自由に選んで植えていただくスタイルをとっています。自分の好きな花や色の組み合わせを考えながら植えることで、より愛着の湧く寄せ植えが完成します。


もちろん、見た目のバランスや土の締め方などもチェックしながら、一人ひとりにアドバイスを行います。



講座の準備には多くの時間と手間がかかります。


まず、多種類の苗を仕入れて、講座当日まで適切に管理する必要があります。苗は日々成長するため、状態を見極めながら水やりや手入れをするのは意外と大変です。


また、講座会場への搬入・搬出にも時間と労力を要します。特に、講座が2階や3階の教室で行われる場合は、コンテナに入れた苗を台車で運び、エレベーターを使って何往復もしなければなりません。


ときには苗が倒れたり、折れてしまったりすることもあります。そのため、苗の配置や運搬方法にも工夫が必要です。



さらに、講座当日は、参加者がスムーズに作業できるように、道具や資材の準備も欠かせません。培養土や鉢、スコップ、手袋などを人数分揃え、各テーブルに配置しておくことで、作業が円滑に進みます。また、講座の進行にも気を配り、初心者の方でも分かりやすい説明を心がけています。


参加者一人ひとりのペースを大切にしながら、質問にも丁寧に答えるようにしています。


その結果、多くの方から「分かりやすかった」「自由に選べるのが楽しい」「また参加したい」といった嬉しい感想をいただいています。




講座の最後には、寄せ植えを持ち帰った後の管理方法について詳しく説明します。


水やりの頻度、置き場所の選び方、追肥のタイミングなどをお伝えし、長く楽しめるようにサポートします。


また、当日使用した植物だけでなく、


「家にある植物の元気がない」


「庭の植物の手入れ方法が知りたい」といった質問にもお答えしています。


参加者の皆さんと交流しながら、園芸の楽しさを広めていけることにやりがいを感じています。


他ではなかなか体験できない、特別な講座を提供できているのではないかと自負しています。


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