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「サボテンや多肉植物は水をあげなくても育つ」は本当?
「サボテンや多肉植物は丈夫だから、水はほとんどいらない。」 この言葉を本当によく耳にします。 確かに、一般的な草花と比べれば乾燥には強い植物です。 しかし、「水がいらない植物」というわけではありません。 むしろ夏は、一年の中でも管理の差がはっきり表れる季節です。 毎年、夏が終わる頃になると、 「元気だったのに急に腐ってしまった」 「葉が溶けてしまった」という相談をいただきます。 その多くは、水不足ではなく、 「暑さ」と「蒸れ」が原因です。 サボテンや多肉植物を上手に育てるためには、 「どれくらい水をあげるか」よりも、 「いつ、どんな環境で水をあげるか」が重要になります。 実は、サボテンや多肉植物と一口に言っても、その故郷はさまざまです。 メキシコや南アフリカの乾燥地帯に自生するものもあれば、 高山の涼しい地域に育つものもあります。 そのため、真夏にぐんぐん成長する種類もあれば、 暑さを避けるために休眠する種類もあります。 例えば、エケベリアの多くは日本の蒸し暑い夏を少し苦手とします。 暑さで生育がゆっくりになるため、この時期に春と同じように水を与
8月4日


寄せ植えは、完成した日から始まる。
寄せ植え教室や園芸講座を開催すると、 最後に完成した作品を手に、皆さんが笑顔で帰られる姿があります。 その瞬間は、講師として何度経験してもうれしいものです。 でも私の中では、講座はそこで終わりではありません。 むしろ、その日から植物との暮らしが始まるのだと思っています。 寄せ植えは、一度作って完成する作品ではありません。 季節とともに花が咲き、葉が茂り、ときには伸びすぎたり、花が終わったりしながら、少しずつ姿を変えていきます。 その変化を楽しめるようになると、園芸はぐっと面白くなります。 だから講座では、寄せ植えの作り方だけでなく、その後の管理についてもできるだけお伝えするようにしています。 水やりのタイミングや置き場所、切り戻しや肥料のこと。 どれも少しの知識ですが、その積み重ねで植物の表情は大きく変わります。 植物は言葉を話しません。 けれど、葉の色や伸び方、花の咲き方など、その時々の様子をよく見ると、小さな変化を教えてくれます。 今日は少し元気がないかな。 新しい芽が出てきたな。 そんなふうに気づけるようになると、植物との距離が少し近づいた
8月2日


掃除は、部屋ではなく自分を整える。「過程」の価値
「掃除をしても、また汚れる。」 これは誰もが知っている事実です。 床を掃いても翌日には埃が積もり、 庭をきれいにしても風が吹けば落ち葉が舞い、 植物の枯れ葉を取り除いても、季節が巡ればまた新しい葉が生まれ、 やがて役目を終えて落ちていきます。 もし掃除の目的が 「永遠にきれいな状態を維持すること」 だとしたら、その仕事は決して完成しません。 では、私たちはなぜ掃除をするのでしょうか。 私は園芸の仕事をしています。 仕事場に着くと、最初に行うのは掃除です。 棚を拭き、こぼれた土を集め、枯れ葉を取り除き、水をやる。 一見すると誰にでもできる単純な作業です。 しかし、この時間は私にとって仕事を始めるための 「儀式」のようなものになっています。 手を動かしているうちに頭の中が静かになり、昨日までの出来事や余計な考えが少しずつ整理されていく。 植物を一鉢ずつ見て回るうちに、小さな異変に気付くことがあります。 「昨日より葉色が薄い。」 「土の乾きが早い。」 「新芽が動き始めている。」 もし掃除をせず、植物の間を急いで通り過ぎていたら、 その変化には気付けなか
7月29日
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