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シンビジウムは時代遅れなのか?
年が明けてから、市場のせりで シンビジウムの価格が急落しています。 年末と比べて、半額から、ものによっては4分の1程度。 これは単なる値下がりではなく、構造的な崩れではないでしょうか。 私自身もシンビジウムを販売していますが、 年々、確実に手応えがなくなっていると感じています。 シンビジウムは寒さに強く、花も大きく豪華で、 かつてはお歳暮などの定番の贈答用でした。 しかし、住宅事情が変わった今、 「大きすぎて置き場所に困る花」になってしまっています。 さらに、鉢植えの植物には 「もらった以上、枯らしてはいけない」 という心理的な負担がつきまといます。 その重さが、購入のハードルを 知らず知らずのうちに上げているのかもしれません。 こうした要因が重なり、 シンビジウムの需要は静かに、しかし確実に縮小しています。 一方で、生産者はどうでしょうか。 時間も手間もコストもかけて育てたものが、 二束三文で売られてしまう現実。 これで「来年も作ろう」と思える人が、 果たしてどれだけいるでしょうか。 これは、シンビジウムだけの問題ではありません。 作る側と、買
12 分前


冬の園芸市場、そして春へ
初競りでマグロが 5億円 で競り落とされたというニュースを見ました。 景気の良さを感じさせる話題で、 飲食業界の勢いが伝わってきます。 園芸業界にも、年明けには初競りがあります。 私もその市場に足を運びました。 この時期は物流量が少なく、 並ぶのはシクラメンやシンビジウムが中心。 前年からの持ち越し品も混じり、 相場は全体的に安く、静かな取引が続きます。 小売の現場でも、 初売りセールが終わると人の流れは落ち着き、 寒さもあって売り場は穏やかな空気に包まれます。 冬は花も植物も少なく、 ガーデニングを楽しむお客様も限られる季節です。 シンビジウムのような大型の鉢物は、 近年の住宅事情に合わず、 年々動きが鈍くなっているのも事実です。 それでも、この時期の静けさは 決して「何も起きていない」わけではありません。 市場では、 春に向けた動きが少しずつ始まっています。 生産者は次のシーズンを見据え、 私たちもまた、春に何を届けるかを考える時間です。 園芸業界のピークは、やはり春。 今はその春を迎えるための準備期間。 寒い冬を越えた植物が、 一斉に芽吹く
5 日前


嫌なことしてまで、お金はいらない
私たち日本人は昔から、 「お金は大切なもの」 「お金を得るには多大な努力が必要」 といった価値観を自然と教えられてきました。 しかし、これほど豊かで便利な時代になった今、 本当にお金が最も重要なものなのでしょうか。 私は長い間、職場での人間関係に悩みながら、 辛い仕事を淡々とこなして給料のために働いていました。 人間関係のストレスは、いつの時代も私たちにとって大きな課題として立ちはだかります。 現在、私は個人事業主として植物を販売しています。 仕事で関わる人やその距離感も、自分で選べるようになりました。 無理に嫌な人と関わる必要がなくなり、それだけで心が驚くほど軽くなりました。 植物に関わる仕事は、単に「モノ」を売るだけではありません。 日々植物と向き合いながら育てた経験や、失敗を含めて積み重ねてきた知識。 それらすべてが価値となり、その対価としてお金をいただいていると実感しています。 植物は嘘をつきません。 丁寧に向き合えば応えてくれますし、 無理をすればそのことを教えてくれます。 その姿に、自分の働き方や生き方を重ねることも少なくありません。
1月6日
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