園芸業界の現場から考える為替相場
- ナーセリー ハッチ
- 1月24日
- 読了時間: 2分

円安が進み、為替介入が話題になるたびに
「これから円はどうなるのか」
「円高に戻るのか」
という声をよく聞きます。
ですが、自営や中小事業者にとって
為替を正確に読むことは、正直かなり難しい。
大切なのは
当てることではなく、耐えられること
だと思います。
為替が経営に与える影響で
一番じわじわ効いてくるのは、利益ではなく
資金繰りです。
円安になると
輸入資材、燃料、エネルギーコストが上がる。
売上はすぐに増えないのに
仕入れや経費だけが確実に増えていく。
この状態が続くと
気づかないうちに体力が削られていきます。
円安の原因は、日本の努力不足というより
日米の金利差です。
金利の高い国の通貨が買われ
低い国の通貨が売られる。
これは個人や事業者が
コントロールできるものではありません。
だからこそ
経営側が、為替に合わせて
壊れにくい形を作る必要があります。
自営にとって重要なのは
「いくら借りているか」より
毎月いくら返しているかです。
売上が2割落ちても
返済できる水準かどうか。
金利が少し上がっただけで
苦しくなる状態は、かなり危険です。
運転資金も同じです。
固定費の
6〜9か月分の現金があれば
為替や景気が急変しても
冷静に対応できます。
攻める前に守る。
これは弱気ではなく
長く続けるための戦略です。
円安対策は
投資ではなく、現場で行います。
仕入れ構造を見直し
輸入依存度を把握する。
国産への切り替え
代替資材の検討
そして小刻みな値上げ。
値上げは悪ではありません。
続けるための判断です。
為替は読めません。
でも、経営の耐久力は作れます。
円安でも
円高でも
金利が少し上がっても
「まあ大丈夫」と言える状態にしておく。
そして何よりも強いのは「自分のスキル」
商品を安く売ることだけが商売ではありません。
体験、知識、ストーリーがある人は
為替も金利も関係なく生き残ります。
それこそが
自営にとって最大のリスクヘッジなのだと思います。





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