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「曖」に隠された、ほんのり切ない物語
私たちは日常的に「曖昧(あいまい)」という言葉を使います。 白黒はっきりしないとき、記憶がぼんやりしているとき。 どちらかといえば、少しネガティブなニュアンスで使われることが多い言葉かもしれません。 しかし、この「曖昧」の1文字目である 「曖」という漢字の成り立ちを紐解いてみると、 そこには驚くほど人間らしく、少し切ない物語が隠されています。 「曖」という字は、 太陽を表す「日(ひへん)」に「愛」という字が組み合わさってできています。 「愛」が入っているのだから、さぞかし温かく輝かしい意味なのだろうと思いきや、実は正反対。 この字は単体で 「日がかげって薄暗い」 「覆い隠されて見えにくい」 という意味を持ちます。 なぜ、愛という文字が入っているのに暗い意味になるのでしょうか。 その鍵は、古代の「愛」という漢字の成り立ちにあります。 実は「愛」という字は、人が後ろを振り返り、名残惜しそうに足を進める姿から生まれました。 「後ろ髪を引かれる思い」や「心が切なく、おぼつかない状態」を表していたのです。 そんな、切なくもどかしい意味を持つ「愛」に、太陽の
8 時間前
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