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実は今、観葉植物もお買い得です
先日の投稿で、「夏の花苗は今がお買い得」というお話をしました。 実は、今の時期は観葉植物もお買い得になっていることがあります。 園芸店の現場では、夏から秋にかけて、 観葉植物の価格が下がる理由がいくつかあります。 夏に多く仕入れた観葉植物が狙い目 一つ目の理由は、夏と秋で園芸店の売り場が変わるからです。 夏は暑さの影響で花苗の種類が少なくなるため、 園芸店では観葉植物を多めに仕入れて売り場を作ることがあります。 ところが秋になると、ポットマムや秋明菊など、 季節の花苗が次々と入荷してきます。 すると、今度は観葉植物を置いていた場所を、 秋の花苗の売り場として使いたくなります。 そのため、夏の間に仕入れた観葉植物を、 少し価格を下げて販売することがあるのです。 冬になる前も、価格が下がりやすい もう一つの理由は、これから寒くなる季節だからです。 観葉植物の中には、寒さが苦手な種類がたくさんあります。 園芸店にとっては、寒い冬の間、 こうした植物を長期間在庫しておくことはリスクになります。 生産者側も同じで、寒さに弱い植物は冬になる前に市場へ多く出荷
3 日前


AIが発達しても、園芸は趣味として残る
最近、AIの進歩がとても速くなっています。 分からないことがあれば、すぐに答えを教えてくれます。 文章を書くことも、植物の名前を調べることも、育て方を知ることも、 AIを使えば簡単にできるようになりました。 では、AIがさらに発達したら、園芸という趣味はどうなっていくのでしょうか。 私は、園芸はこれからも長く残っていく趣味だと思っています。 むしろ、AIが発達することで、その価値が高まる可能性もあるのではないでしょうか。 なぜなら、園芸は単に「植物の知識を得ること」が目的ではないからです。 土に触れ、植物を植え、水を与え、新芽が出るのを待つ。 花が咲けば喜び、伸びすぎれば剪定する。 時にはうまく育てられず、枯らしてしまうこともあります。 こうした一つひとつの経験そのものが、園芸の楽しさなのだと思います。 AIに「この植物はいつ水をあげればいいですか」と聞けば、かなり詳しく教えてくれるでしょう。 しかし、実際に鉢を持って土の乾き具合を確かめたり、 葉を眺めながら「今日は少し元気がないな」と感じたりすることは、 人間にしかできません。 これからは仕事
8月24日


8月7日


「サボテンや多肉植物は水をあげなくても育つ」は本当?
「サボテンや多肉植物は丈夫だから、水はほとんどいらない。」 この言葉を本当によく耳にします。 確かに、一般的な草花と比べれば乾燥には強い植物です。 しかし、「水がいらない植物」というわけではありません。 むしろ夏は、一年の中でも管理の差がはっきり表れる季節です。 毎年、夏が終わる頃になると、 「元気だったのに急に腐ってしまった」 「葉が溶けてしまった」という相談をいただきます。 その多くは、水不足ではなく、 「暑さ」と「蒸れ」が原因です。 サボテンや多肉植物を上手に育てるためには、 「どれくらい水をあげるか」よりも、 「いつ、どんな環境で水をあげるか」が重要になります。 実は、サボテンや多肉植物と一口に言っても、その故郷はさまざまです。 メキシコや南アフリカの乾燥地帯に自生するものもあれば、 高山の涼しい地域に育つものもあります。 そのため、真夏にぐんぐん成長する種類もあれば、 暑さを避けるために休眠する種類もあります。 例えば、エケベリアの多くは日本の蒸し暑い夏を少し苦手とします。 暑さで生育がゆっくりになるため、この時期に春と同じように水を与
8月4日


寄せ植えは、完成した日から始まる。
寄せ植え教室や園芸講座を開催すると、 最後に完成した作品を手に、皆さんが笑顔で帰られる姿があります。 その瞬間は、講師として何度経験してもうれしいものです。 でも私の中では、講座はそこで終わりではありません。 むしろ、その日から植物との暮らしが始まるのだと思っています。 寄せ植えは、一度作って完成する作品ではありません。 季節とともに花が咲き、葉が茂り、ときには伸びすぎたり、花が終わったりしながら、少しずつ姿を変えていきます。 その変化を楽しめるようになると、園芸はぐっと面白くなります。 だから講座では、寄せ植えの作り方だけでなく、その後の管理についてもできるだけお伝えするようにしています。 水やりのタイミングや置き場所、切り戻しや肥料のこと。 どれも少しの知識ですが、その積み重ねで植物の表情は大きく変わります。 植物は言葉を話しません。 けれど、葉の色や伸び方、花の咲き方など、その時々の様子をよく見ると、小さな変化を教えてくれます。 今日は少し元気がないかな。 新しい芽が出てきたな。 そんなふうに気づけるようになると、植物との距離が少し近づいた
8月2日


園芸店で夏によく売れる植物『アンスリウム』の秘密とは?特徴と育て方を解説
アンスリウムの育て方
7月26日


園芸店が本当に売るべきものは「植物」ではない
商売において「付加価値をつけること」は鉄則だと言われます。 では、園芸業界における付加価値とは何でしょうか。 私は、その一つが 「植物をうまく育てられること」だと考えています。 たとえば一年草なら、いずれ寿命が来るとしても、できるだけ長く花を楽しめること。 宿根草なら毎年きれいに咲かせること。 観葉植物や多肉植物なら、長く美しい状態を保ちながら楽しめること。 つまり、お客様が 「買った後も植物との暮らしを楽しめること」こそ、 本当の付加価値ではないでしょうか。 そのために必要なのは、知識・情報、そして経験です。 植物は、ただ水をあげれば育つものではありません。 日当たり、水やり、肥料、植え替え、季節ごとの管理など、少しのコツを知っているだけで結果が大きく変わります。 だから私は、できるだけお客様へ情報を届けたいと考えています。 寄せ植え教室や講座では、ただ植えるだけではなく、 園芸の基礎や育て方のコツを必ずお伝えしています。 商品を販売する際にも、POPを工夫し、 「どう育てればよいか」 「どんな特徴があるか」 が分かりやすく伝わるよう心がけてい
5月29日


人の心を整える緑の価値
温泉が好きです。 休日になると、よく日帰り温泉施設へ足を運びます。 温泉に浸かると、体の疲れがじんわり抜けていく感覚があります。 疲労回復や美肌効果も期待できますし、 サウナに入れば発汗による爽快感や健康増進も感じられます。 そして、何よりの楽しみが風呂上がりの一杯。 冷えたビールが身体に染み渡る瞬間は、 何とも言えない幸福感があります。 露天風呂で温まり、サウナ後に外気浴スペースでぼんやり空を眺める。 あの「整う」時間は、 忙しい日常から少し離れ、 自分をリセットできる特別な時間です。 温泉の魅力は、身体的な効能だけではありません。 精神的なリラックスや癒やしの効果も、 とても大きいと思っています。 だからこそ、私は温泉施設の 「景観」がとても重要だと感じています。 ごくたまに、露天風呂の目の前が高い塀だけで景色が何も見えなかったり、 庭園が長年手入れされず荒れていたりする施設があります。 お湯の質は素晴らしいのに、景観が残念だと、 癒やしの効果が半減してしまう。 むしろ、「もったいないな…」という気持ちや、 少し残念な気分になることさえありま
5月27日


失敗しない花苗選び!園芸店で見るべきポイント5選
ガーデニングにぴったりの季節になり、 庭植えや地植え用の花苗について ご相談をいただくことが増えてきました🌱 春や秋は園芸店にもたくさんの花苗が並び、 見ているだけでもワクワクしますよね😊 花苗を選ぶ時、 「見た目が可愛い」 「好きな色だった」 「値段が安い」 という理由で選ぶ方も多いですが、 実は「良い苗選び」が、 その後の育ち方や長く楽しめるかどうかを大きく左右します✨ せっかく植えたのにすぐ弱ってしまったり 花があまり咲かなかったりする原因は 苗選びにあることも少なくありません。 【良い花苗を選ぶポイント】 ① 株がしっかり締まっている ヒョロヒョロと間延びしている苗ではなく、 茎が太く、株がぎゅっと締まったものを選びましょう🌿 節と節の間が短く、コンパクトにまとまっている苗は丈夫で育てやすいです。 ② 葉の色が濃くツヤがある 葉が黄色くなっていたり、 しおれている苗は弱っている可能性があります🍃 葉色が鮮やかでハリがあるものは健康な証拠です。 ③ 病害虫が付いていない 葉の裏や株元までしっかりチェックしましょう🐛 白い粉が付いて
5月11日


増える植物が選ばれる理由
園芸店でお客様と話していると、よく聞かれる言葉があります。 「これ、増える?」 この一言、実はとても面白い質問だと感じています。 まず多くの方が持っているのは、お得に楽しみたいという気持ちです。 ひとつ買った植物が、挿し木や株分けで増えていく。 そうなれば長く楽しめて、結果的にコストパフォーマンスも良くなります。 園芸に慣れてくるほど、 「育てる」だけでなく 「増やす」こと自体が楽しみになっていきます。 一方で、安心したいという気持ちもあります。 過去に枯らしてしまった経験がある方ほど、 「また増やせるなら大丈夫」と考えます。 増やせる植物は、いわば保険のような存在。 心理的なハードルを下げてくれるのです。 さらに、 「自分にもできるだろうか」 という確認でもあります。 植物を増やすには、ある程度の知識やタイミングが必要です。 そのためこの質問には、 ちょっとした腕試しの意味合いも含まれています。 そして意外と多いのが、 「誰かに分けたい」 という気持ち。 増えた植物を家族や友人にあげたり、庭を少しずつ広げたり。 植物が増えることで、楽しみも広が
5月2日


花が枯れそう…その時、肥料は本当に必要?
お客さまとお話ししていると、よく聞かれるのが 「うちの花が枯れそうなんだけど、肥料をあげたらいいですか?」 という質問です。 ですが、元気がなくなってから肥料を与えても、すでに手遅れな場合が少なくありません。 よくよく話を聞いてみると、1年草でシーズンが終わり、自然に枯れ始めているケースもあります。 まず知っておきたいのが、肥料の基本となる3つの要素です。 窒素(N) … 葉や茎を育てる リン酸(P) … 花や実つきを良くする カリ(K) … 根を育て、病気に強くする 肥料の使い方には、大きく分けて2種類あります。 元肥(もとごえ) 植え付け前に土へ混ぜ込んでおく肥料。 追肥(ついひ) 植え付け後、3週間〜1か月ほどしてから追加で与える肥料。 また、化成肥料にもさまざまな種類があります。 即効性肥料 … 効き目が早く、すぐ吸収される 緩効性肥料 … ゆっくり長く効き、手間を減らせる そして大切なのは、 「たくさん肥料をあげれば花がたくさん咲く」 というわけではないことです。 与えすぎると肥料焼けを起こし、根が傷んで枯れる原因になることもありま
4月18日


冬の園芸市場、そして春へ
初競りでマグロが 5億円 で競り落とされたというニュースを見ました。 景気の良さを感じさせる話題で、 飲食業界の勢いが伝わってきます。 園芸業界にも、年明けには初競りがあります。 私もその市場に足を運びました。 この時期は物流量が少なく、 並ぶのはシクラメンやシンビジウムが中心。 前年からの持ち越し品も混じり、 相場は全体的に安く、静かな取引が続きます。 小売の現場でも、 初売りセールが終わると人の流れは落ち着き、 寒さもあって売り場は穏やかな空気に包まれます。 冬は花も植物も少なく、 ガーデニングを楽しむお客様も限られる季節です。 シンビジウムのような大型の鉢物は、 近年の住宅事情に合わず、 年々動きが鈍くなっているのも事実です。 それでも、この時期の静けさは 決して「何も起きていない」わけではありません。 市場では、 春に向けた動きが少しずつ始まっています。 生産者は次のシーズンを見据え、 私たちもまた、春に何を届けるかを考える時間です。 園芸業界のピークは、やはり春。 今はその春を迎えるための準備期間。 寒い冬を越えた植物が、 一斉に芽吹く
1月9日


縁起を飾る文化
日本では古くからお正月に植物を飾る習慣があります。 特に冬は花が少ない季節のため、葉や実を楽しむことが一般的でした。 その理由はさまざまで、 例えば松は一年中緑を保つことから生命力の象徴とされ、 門松として使用されています。 葉ボタンは紅白の葉が縁起が良いとされ、 冬の少ない花に代わり、 その華やかさでお正月の定番となっています。 また、千両や万両は名前が縁起が良く、赤い実が正月の華やかさを際立たせます。 南天は「難を転ずる」という語呂合わせから、 橙は「代々繁栄する」という意味を持ち、 いずれも新年の幸運を願う縁起物として親しまれています。 こうした植物を飾ることで、新たな一年を明るい気持ちで迎えてみてはいかがでしょうか。
2025年12月22日


冬の室内を明るくするポインセチア:選び方から管理まで
クリスマスが近づくと、街の至るところでポインセチアを目にする機会が増えます。 鮮やかな赤い苞(ほう)と濃い緑の葉のコントラストは、まさにクリスマスを象徴する配色と言えるでしょう。 その鮮烈な見た目から「赤い部分=花」と思われがちですが、実際にはそれは花びらではなく、苞と呼ばれる変化した葉です。 本当の花は中央にある小さな黄色い部分で、この特徴は意外と知られていないかもしれません。 華やかな外見とは裏腹に、ポインセチアは寒さに弱い植物です。 気温が10℃を下回ると葉が落ちたり、株が弱ったりすることがあります。 そのため、冬の管理では暖かい場所に置き、水やりは控えめにして土を乾燥気味に保つことが大切です。乾燥気味にすることで耐寒性が高まり、過度な水やりには注意が必要です。 ポインセチアの原産地はメキシコで、17世紀の宣教師たちによって世界中に広まりました。 現在では、冬の少ない花の時期に彩りを添える存在として、多くの家庭で親しまれています。 近年では品種改良が進み、赤以外の色を持つポインセチアも増えています。 その代表例が「プリンセチア」で、柔らかな
2025年12月8日
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