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冬の室内を明るくするポインセチア:選び方から管理まで

  • 執筆者の写真: ナーセリー ハッチ
    ナーセリー ハッチ
  • 12月8日
  • 読了時間: 2分

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クリスマスが近づくと、街の至るところでポインセチアを目にする機会が増えます。

鮮やかな赤い苞(ほう)と濃い緑の葉のコントラストは、まさにクリスマスを象徴する配色と言えるでしょう。


その鮮烈な見た目から「赤い部分=花」と思われがちですが、実際にはそれは花びらではなく、苞と呼ばれる変化した葉です。

本当の花は中央にある小さな黄色い部分で、この特徴は意外と知られていないかもしれません。


華やかな外見とは裏腹に、ポインセチアは寒さに弱い植物です。

気温が10℃を下回ると葉が落ちたり、株が弱ったりすることがあります。

そのため、冬の管理では暖かい場所に置き、水やりは控えめにして土を乾燥気味に保つことが大切です。乾燥気味にすることで耐寒性が高まり、過度な水やりには注意が必要です。


ポインセチアの原産地はメキシコで、17世紀の宣教師たちによって世界中に広まりました。

現在では、冬の少ない花の時期に彩りを添える存在として、多くの家庭で親しまれています。


近年では品種改良が進み、赤以外の色を持つポインセチアも増えています。

その代表例が「プリンセチア」で、柔らかなピンク系の色合いや八重咲きのような華やかなタイプが特徴です。

また、寒さに強く、クリスマスが過ぎても長く楽しめる点が魅力です。

赤いポインセチアはクリスマス特有のイメージが強いですが、ピンクや白の品種は冬の間中インテリアとして楽しみやすいと好評です。


冬が終わった後も葉が残るため、観葉植物として育て続けることが可能です。

翌年も美しい苞を楽しみたい場合は、秋に光を遮る「短日処理」を行う必要があります。

箱や段ボールで光を遮り、日照時間を短くすることで再び色づかせることができます。


鮮やかな色彩と華やかな存在感を持つポインセチアは、冬の空間を一気に明るく彩ってくれます。

赤やピンク、白などバリエーション豊かな色が揃い、クリスマス以外の季節にも楽しめる植物へと進化しています。

店頭で見かけた際には、ぜひ今年の冬を彩るパートナーとして手に取ってみてはいかがでしょうか。

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