パイナップルとエアプランツは、実は同じ仲間?「ブロメリア」の不思議
- 8月11日
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ネオレゲリア、エクメア、グズマニア、ビルベルギア、そしてエアプランツとして知られるティランジア。
実はこれらは、すべて「ブロメリア科」の仲間です。
そして、私たちが普段食べているパイナップルも、ブロメリア科。
日本では「パイナップル科」と呼ばれることもありますが、
園芸の世界では「ブロメリア」という呼び方のほうがよく使われます。
ここで面白いのが、パイナップルとエアプランツを見比べたときの違いです。
パイナップルは土に植えて育て、やがて大きな果実をつけます。
一方、ティランジアは土を必要としない種類が多く、
樹木や岩などに付着して生活します。
一見すると、まったく別の植物に見えます。
それでも同じブロメリア科なのです。
その秘密のひとつが「水との付き合い方」。
ネオレゲリアやエクメアなどには、葉をロゼット状に広げ、葉の中心に水をためる「タンク」をつくる種類があります。
雨水をため、そこに落ち葉などが入り、微生物によって分解される。
その環境を利用して、水分や養分を得るのです。
一方、ティランジアには葉の表面に「トリコーム」と呼ばれる特殊な構造が発達しています。
銀白色に見える種類が多いのは、このトリコームによるものです。
つまり、ブロメリア科の植物は、同じ祖先から、それぞれの環境に合わせて「水を利用する方法」を変化させてきた植物群ともいえます。
土に根を張るパイナップル。
葉の中心に水をためるネオレゲリア。
空気中の水分を利用するティランジア。
姿も育て方も大きく違いますが、植物としてたどっていくと、ちゃんとつながっています。
園芸店でブロメリアを販売していると、
単に「南国風でかっこいい植物」として見るだけではもったいないと感じます。
「実はこれ、パイナップルの仲間なんですよ」
そんな一言から、その植物の背景や生き方に興味を持ってもらえたら、植物を育てる楽しみはさらに広がるのではないでしょうか。
植物は、知れば知るほど面白い。
ブロメリアは、そんな植物の不思議を身近に感じさせてくれる存在です。





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