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日本のGDPが低い理由は、花や植物を見るとよく分かる
日本の一人当たりGDPが低い、というニュースを見るたびに、 「日本はもう衰退しているのではないか」 「生活が苦しくなる一方なのではないか」 といった不安の声を耳にします。 しかし、この数字だけを見て日本を悲観するのは、少し早いのかもしれません。 そもそも一人当たりGDPは、主にドル換算で各国を比較する指標です。 そのため、円安が進めば、国内で生み出している価値が同じであっても、数字は自動的に低く見えてしまいます。 つまり、日本の一人当たりGDPが下がって見える背景には、実力の低下というより、為替による「見た目の変化」が大きく影響しているのです。 さらに、日本の人口構造もこの数字に影響しています。 高齢化が進み、働いていない人の割合が増えると、国全体で生み出した付加価値を、より多くの人口で割ることになります。 その結果、一人当たりの数字は伸びにくくなります。 これは、日本人一人ひとりの能力が下がったという話ではなく、人口構成による割り算の問題とも言えるでしょう。 また、日本は成長産業が少ないとも指摘されます。 アメリカのように、ITや金融、プラット
1月21日


シンビジウムは時代遅れなのか?
年が明けてから、市場のせりで シンビジウムの価格が急落しています。 年末と比べて、半額から、ものによっては4分の1程度。 これは単なる値下がりではなく、構造的な崩れではないでしょうか。 私自身もシンビジウムを販売していますが、 年々、確実に手応えがなくなっていると感じています。 シンビジウムは寒さに強く、花も大きく豪華で、 かつてはお歳暮などの定番の贈答用でした。 しかし、住宅事情が変わった今、 「大きすぎて置き場所に困る花」になってしまっています。 さらに、鉢植えの植物には 「もらった以上、枯らしてはいけない」 という心理的な負担がつきまといます。 その重さが、購入のハードルを 知らず知らずのうちに上げているのかもしれません。 こうした要因が重なり、 シンビジウムの需要は静かに、しかし確実に縮小しています。 一方で、生産者はどうでしょうか。 時間も手間もコストもかけて育てたものが、 二束三文で売られてしまう現実。 これで「来年も作ろう」と思える人が、 果たしてどれだけいるでしょうか。 これは、シンビジウムだけの問題ではありません。 作る側と、買
1月14日


冬の園芸市場、そして春へ
初競りでマグロが 5億円 で競り落とされたというニュースを見ました。 景気の良さを感じさせる話題で、 飲食業界の勢いが伝わってきます。 園芸業界にも、年明けには初競りがあります。 私もその市場に足を運びました。 この時期は物流量が少なく、 並ぶのはシクラメンやシンビジウムが中心。 前年からの持ち越し品も混じり、 相場は全体的に安く、静かな取引が続きます。 小売の現場でも、 初売りセールが終わると人の流れは落ち着き、 寒さもあって売り場は穏やかな空気に包まれます。 冬は花も植物も少なく、 ガーデニングを楽しむお客様も限られる季節です。 シンビジウムのような大型の鉢物は、 近年の住宅事情に合わず、 年々動きが鈍くなっているのも事実です。 それでも、この時期の静けさは 決して「何も起きていない」わけではありません。 市場では、 春に向けた動きが少しずつ始まっています。 生産者は次のシーズンを見据え、 私たちもまた、春に何を届けるかを考える時間です。 園芸業界のピークは、やはり春。 今はその春を迎えるための準備期間。 寒い冬を越えた植物が、 一斉に芽吹く
1月9日
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