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シンビジウムは時代遅れなのか?

  • 執筆者の写真: ナーセリー ハッチ
    ナーセリー ハッチ
  • 1月14日
  • 読了時間: 2分


年が明けてから、市場のせりで

シンビジウムの価格が急落しています。

年末と比べて、半額から、ものによっては4分の1程度。

これは単なる値下がりではなく、構造的な崩れではないでしょうか。


私自身もシンビジウムを販売していますが、

年々、確実に手応えがなくなっていると感じています。


シンビジウムは寒さに強く、花も大きく豪華で、

かつてはお歳暮などの定番の贈答用でした。

しかし、住宅事情が変わった今、

「大きすぎて置き場所に困る花」になってしまっています。


さらに、鉢植えの植物には

「もらった以上、枯らしてはいけない」

という心理的な負担がつきまといます。

その重さが、購入のハードルを

知らず知らずのうちに上げているのかもしれません。













こうした要因が重なり、

シンビジウムの需要は静かに、しかし確実に縮小しています。


一方で、生産者はどうでしょうか。

時間も手間もコストもかけて育てたものが、

二束三文で売られてしまう現実。

これで「来年も作ろう」と思える人が、

果たしてどれだけいるでしょうか。


これは、シンビジウムだけの問題ではありません。

作る側と、買う側、そして市場の仕組み。

どこか一つだけが悪いわけではないからこそ、

問題は見えにくく、先送りされてきました。


このまま価格下落が続けば、

生産者は減り、品種も減り、

やがて「選べない花」になっていくかもしれません。


シンビジウムは、この先どうなっていくのか。

そして、私たちはこの現状を

ただ「時代の流れ」で片づけてしまっていいのでしょうか。



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