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園芸業界の悪しき薄利多売。お互いに首を絞め合う商売の果てに
「安く売ること」が正義だった時代 「いいものを安く売る」。 これは商売の鉄則ともいえる考え方です。 バブル期から、その後の長いデフレ時代にかけて、 日本ではいかに安く仕入れ、安く販売するかが商売の大きな焦点になっていました。 薄利多売というビジネスモデルが成り立っていた時代です。 園芸業界も例外ではありません。 生産者はできるだけ安く出荷し、 市場は安く仕入れ、 小売店は安く販売する。 少しでも価格を下げることが競争力につながり、 安さこそがお客様に選ばれる理由になっていました。 しかし、時代は変わりました。 世界情勢の不安定化やエネルギー価格の上昇、 資材費や物流費の高騰など、 商売を取り巻く環境は良くも悪くも大きく変化しています。 日本でも物価上昇が続き、金利も上昇局面に入りました。 こうした時代に、昔と同じ感覚で薄利多売を続けていくことは、本当に正しいのでしょうか。 値上げできない商売は、やがて行き詰まる 長年、薄利多売を続けてきた事業者の中には、 利益を削り、自分たちが身を切ることで価格を維持してきたところも少なくないでしょう。...
10月23日


園芸店が本当に売るべきものは「植物」ではない
商売において「付加価値をつけること」は鉄則だと言われます。 では、園芸業界における付加価値とは何でしょうか。 私は、その一つが 「植物をうまく育てられること」だと考えています。 たとえば一年草なら、いずれ寿命が来るとしても、できるだけ長く花を楽しめること。 宿根草なら毎年きれいに咲かせること。 観葉植物や多肉植物なら、長く美しい状態を保ちながら楽しめること。 つまり、お客様が 「買った後も植物との暮らしを楽しめること」こそ、 本当の付加価値ではないでしょうか。 そのために必要なのは、知識・情報、そして経験です。 植物は、ただ水をあげれば育つものではありません。 日当たり、水やり、肥料、植え替え、季節ごとの管理など、少しのコツを知っているだけで結果が大きく変わります。 だから私は、できるだけお客様へ情報を届けたいと考えています。 寄せ植え教室や講座では、ただ植えるだけではなく、 園芸の基礎や育て方のコツを必ずお伝えしています。 商品を販売する際にも、POPを工夫し、 「どう育てればよいか」 「どんな特徴があるか」 が分かりやすく伝わるよう心がけてい
5月29日


日本のGDPが低い理由は、花や植物を見るとよく分かる
日本の一人当たりGDPが低い、というニュースを見るたびに、 「日本はもう衰退しているのではないか」 「生活が苦しくなる一方なのではないか」 といった不安の声を耳にします。 しかし、この数字だけを見て日本を悲観するのは、少し早いのかもしれません。 そもそも一人当たりGDPは、主にドル換算で各国を比較する指標です。 そのため、円安が進めば、国内で生み出している価値が同じであっても、数字は自動的に低く見えてしまいます。 つまり、日本の一人当たりGDPが下がって見える背景には、実力の低下というより、為替による「見た目の変化」が大きく影響しているのです。 さらに、日本の人口構造もこの数字に影響しています。 高齢化が進み、働いていない人の割合が増えると、国全体で生み出した付加価値を、より多くの人口で割ることになります。 その結果、一人当たりの数字は伸びにくくなります。 これは、日本人一人ひとりの能力が下がったという話ではなく、人口構成による割り算の問題とも言えるでしょう。 また、日本は成長産業が少ないとも指摘されます。 アメリカのように、ITや金融、プラット
1月21日


昭和100年
2025年は、昭和が始まってから100年目にあたるそうです。 現在でも、昭和のデザインや商品・サービスが残る店、 ホテル、銭湯、飲食店などをメディアで目にすることがあります。 私自身も昭和生まれなので、それらを見ると懐かしさを感じます。...
2025年1月17日
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