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多肉植物の寄せ植え講座――「選ぶ楽しさ」と「育てる楽しさ」
私が開催している園芸講座の中に、 「多肉植物の寄せ植え講座」があります。 この講座の一番の特徴は、たくさんの種類の多肉植物の中から、 自分の好きなものを自由に選んで寄せ植えを作れることです。 同じ種類を使っても、選ぶ植物や配置によって仕上がりは一つひとつ違います。 「この組み合わせがかわいい」「こっちを真ん中にしたい」「もう少し小さなものを入れてみよう」 そんなふうに考えながら植物を選ぶ時間も、 この講座の楽しさの一つだと思っています。 作り方も少し変わっています。 使うのは、根が付いた苗ではなく、 主に多肉植物の先端部分をカットした「挿し木」です。 先端部分をピンセットでつまみ、土に挿していきます。 この時、鉢の表面には「ネルソル」という固まる性質を持った土を使います。 ネルソルを使うことで表面の土がある程度固まり、 挿した多肉植物が安定します。 植物が動きにくくなるため、 寄せ植えをきれいに仕上げやすいのもメリットです。 根が付いた苗を植え込む一般的な寄せ植えと比べても、 作業はそれほど難しくありません。 ピンセットを使って好きな場所に挿して
8月31日


真夏のプランター植栽、元気に育てる管理のポイント🌿☀️
真夏のプランター植栽は、春や秋とは少し管理の考え方を変える必要があります。 気温が35℃を超える日が続くと、植物だけでなく「土」や「根」もかなりの暑さにさらされます。 特に気をつけたいのが水やりです💧 「毎日あげているのに、なぜか元気がない……」 そんな場合は、水の量よりも土の乾き具合と時間帯を確認してみましょう。 基本は、朝の涼しい時間帯に、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと。 表面だけを濡らすような水やりでは、根まで十分に水が届かないことがあります。 また、夕方になっても葉がしおれている場合は、土の状態を確認してから追加で水を与えます。 ただし、暑いからといって常に土が湿っている状態もよくありません。 根は水だけでなく、土の中の酸素も必要です。 「乾いたら、たっぷり」 これを基本にしましょう。 そして意外と重要なのが、プランターそのものの温度対策。 コンクリートやアスファルトの上に置いていると、照り返しによって鉢の中が非常に高温になることがあります。 可能であれば、鉢を少し浮かせたり、照り返しの強い場所を避けたり、午後だけ少し日陰になる場
8月17日


寄せ植えは、完成した日から始まる。
寄せ植え教室や園芸講座を開催すると、 最後に完成した作品を手に、皆さんが笑顔で帰られる姿があります。 その瞬間は、講師として何度経験してもうれしいものです。 でも私の中では、講座はそこで終わりではありません。 むしろ、その日から植物との暮らしが始まるのだと思っています。 寄せ植えは、一度作って完成する作品ではありません。 季節とともに花が咲き、葉が茂り、ときには伸びすぎたり、花が終わったりしながら、少しずつ姿を変えていきます。 その変化を楽しめるようになると、園芸はぐっと面白くなります。 だから講座では、寄せ植えの作り方だけでなく、その後の管理についてもできるだけお伝えするようにしています。 水やりのタイミングや置き場所、切り戻しや肥料のこと。 どれも少しの知識ですが、その積み重ねで植物の表情は大きく変わります。 植物は言葉を話しません。 けれど、葉の色や伸び方、花の咲き方など、その時々の様子をよく見ると、小さな変化を教えてくれます。 今日は少し元気がないかな。 新しい芽が出てきたな。 そんなふうに気づけるようになると、植物との距離が少し近づいた
8月2日


園芸店が本当に売るべきものは「植物」ではない
商売において「付加価値をつけること」は鉄則だと言われます。 では、園芸業界における付加価値とは何でしょうか。 私は、その一つが 「植物をうまく育てられること」だと考えています。 たとえば一年草なら、いずれ寿命が来るとしても、できるだけ長く花を楽しめること。 宿根草なら毎年きれいに咲かせること。 観葉植物や多肉植物なら、長く美しい状態を保ちながら楽しめること。 つまり、お客様が 「買った後も植物との暮らしを楽しめること」こそ、 本当の付加価値ではないでしょうか。 そのために必要なのは、知識・情報、そして経験です。 植物は、ただ水をあげれば育つものではありません。 日当たり、水やり、肥料、植え替え、季節ごとの管理など、少しのコツを知っているだけで結果が大きく変わります。 だから私は、できるだけお客様へ情報を届けたいと考えています。 寄せ植え教室や講座では、ただ植えるだけではなく、 園芸の基礎や育て方のコツを必ずお伝えしています。 商品を販売する際にも、POPを工夫し、 「どう育てればよいか」 「どんな特徴があるか」 が分かりやすく伝わるよう心がけてい
5月29日


春は焦らず
三月に入り、雪解けも進み、 お店にも少しずつお客さまが戻ってきました。 日中は15度を超える日もあり、 いよいよ園芸シーズン到来、 といった雰囲気です。 ご来店される方の多くが 「ガーデニングを始めたい」 とおっしゃいます。 そして、よく聞かれるのが 「この花、もう植えられますか?」 という質問です。 確かに、日中は10度を上回る日も増えてきました。 しかし、夜はまだ2〜3度まで下がることもあり、 霜の心配も残っています。 植物にとっては、この寒暖差が大きな負担になります。 安心して地植えできる目安は、 夜間の最低気温が10度前後まで安定する頃。 例年でいえば、だいたい4月頃です。 せっかく迎えた花苗が、 植えてすぐに傷んでしまってはかわいそうです。 もし今植えるのであれば、 寄せ植えにして、夜は室内へ取り込むなどの対策をおすすめします。 本格的な園芸シーズンは、 もうすぐそこまで来ています。 焦らず、春のタイミングを見極めながら、 楽しいガーデニングを始めましょう。
3月4日


ハーディプランツも使いよう
私は寄せ植え講座の材料として、 よくアイビーやワイヤープランツを使います。 その理由は、 株分けができること、 つる性で垂れ下がるため高低差を出しやすいこと。 そして何より、病気に強く生命力があり、 枯れにくいハードな植物(ハーディプランツ) だからです。 価格も比較的手頃なのがうれしいポイントです。 ただし、お客様には必ず注意していることがあります。 それは鉢植えで使用すること。 庭に地植えしてしまうと、 雑草化してしまう恐れがあるためです。 放っておくとコントロールできないほど広がり、 駆除するのがとても大変になることもあります。 しかし逆に言えば、この強さがあるからこそ、 過酷な環境でも枯れにくいという魅力があります。 苔玉に使ったり、 観葉植物として日陰や室内で育てたりしても、 元気に育ってくれます。 生命力が強い植物だからこそ、 使い方次第で邪魔者にもなり、 便利な存在にもなるのです。
1月26日


講座の舞台裏
私は、公民館や植物園などの施設で、園芸に関するさまざまな講座を開催しています。主にガーデニングや寄せ植えの講座が多く、初心者から経験者まで楽しめる内容を心がけています。 私の講座の特徴は、前半で園芸の基礎や植え方のコツを詳しくお話しし、後半で実際に寄せ植えを作るという構成で...
2025年3月5日
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