多肉植物の寄せ植え講座――「選ぶ楽しさ」と「育てる楽しさ」

私が開催している園芸講座の中に、
「多肉植物の寄せ植え講座」があります。
この講座の一番の特徴は、たくさんの種類の多肉植物の中から、
自分の好きなものを自由に選んで寄せ植えを作れることです。
同じ種類を使っても、選ぶ植物や配置によって仕上がりは一つひとつ違います。
「この組み合わせがかわいい」「こっちを真ん中にしたい」「もう少し小さなものを入れてみよう」
そんなふうに考えながら植物を選ぶ時間も、
この講座の楽しさの一つだと思っています。
作り方も少し変わっています。
使うのは、根が付いた苗ではなく、
主に多肉植物の先端部分をカットした「挿し木」です。
先端部分をピンセットでつまみ、土に挿していきます。
この時、鉢の表面には「ネルソル」という固まる性質を持った土を使います。
ネルソルを使うことで表面の土がある程度固まり、
挿した多肉植物が安定します。
植物が動きにくくなるため、
寄せ植えをきれいに仕上げやすいのもメリットです。
根が付いた苗を植え込む一般的な寄せ植えと比べても、
作業はそれほど難しくありません。
ピンセットを使って好きな場所に挿していくので、
子どもでも楽しみながら作ることができます。
そのため、親子で参加していただく講座にも向いています。
特に気温が高い時期は、挿し木をした多肉植物が根を出しやすい季節です。
「作って終わり」ではなく、
そこから少しずつ根が出て、新しい環境に馴染んでいく。
完成した寄せ植えを眺めながら、その後の変化を楽しめるのも、多肉植物の寄せ植えの面白さだと思います。
また、セダムなどの小さな多肉植物を組み合わせると、
寄せ植え全体に細かな動きが生まれます。
大きさや形の違う多肉植物の間をセダムが埋めてくれることで、
より繊細で可愛らしい雰囲気に仕上がります。
多肉植物は、種類によって形も色も育ち方もさまざまです。
だからこそ、「何を選ぶか」「どこに植えるか」というところから、
自分だけの寄せ植えを作ることができます。
植物を植えるだけではなく、選び、組み合わせ、そしてその後の成長を楽しむ。
そんなところまで含めて、
多肉植物の寄せ植え講座を楽しんでいただけたらと思っています。





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