冬のシクラメンを長く楽しむために!知っておきたい3つの育て方の秘訣

冬になると園芸店や花屋の店頭を華やかに彩るシクラメン。
赤、ピンク、白など色鮮やかな花が次々と咲き、
寒い季節のお部屋を明るくしてくれる冬の代表的な鉢花です。
贈り物としても人気があり、毎年楽しみに購入される方も多いのではないでしょうか。
一方で、
「買ってきたときはきれいだったのに、しばらくすると花がしおれてしまった」
「水やりのタイミングが分からない」
といった相談もよく耳にします。
実はシクラメンは、いくつかのポイントを押さえるだけで、
冬から春まで長く花を楽しむことができる植物です。
今回は、一般的な上から水やりをする鉢植えのシクラメンを中心に、
長く楽しむための3つのポイントをご紹介します。
① 水やりはメリハリが大切!球根に水をかけない
シクラメンを育てるうえで、まず大切なのが水やりです。
シクラメンは乾燥しすぎても、反対に水が多すぎても調子を崩してしまいます。
基本は、土の表面が乾いてきたら水を与えること。
冬は気温が低く、土が乾くまでに時間がかかるため、
毎日決まった量を与えるのではなく、
土の状態を確認することが重要です。
水を与えるときは、葉を優しくかき分け、鉢のフチに沿って土に直接注ぎます。
特に注意したいのが、株の中心にある球根部分です。
球根の上部や葉の付け根に水がたまると、腐敗や病気の原因になることがあります。
また、受け皿にたまった水は必ず捨てましょう。
水をためたままにすると、根が酸欠状態になり、根腐れを起こすことがあります。
水やりは、単に水を与える作業ではありません。
土の乾き具合を観察することも、植物の健康状態を知る大切な機会なのです。
② 暖房の効いた部屋は苦手!涼しく明るい場所で管理する
シクラメンは冬の花というイメージがありますが、実は暑さが苦手な植物です。
特に気をつけたいのが、暖房の効いた室内です。
人間にとって快適な暖かい部屋でも、シクラメンにとっては暑すぎることがあります。
高温が続くと花が早く終わったり、葉や花茎が弱ったりする原因になります。
管理しやすい温度の目安は5〜18℃程度。
暖房の風が直接当たらず、日当たりのよい涼しい場所がおすすめです。
ただし、夜間の窓際は外気によって急激に冷え込むことがあります。
冷え込みが強い日は、少し室内側に移動させるなどの工夫も必要です。
シクラメンは、暖かくすればよく育つという植物ではありません。
涼しく、明るい環境を保つことが、花を長く楽しむ秘訣です。
③ 花がら摘みと葉組みで、次々と花を咲かせる
シクラメンを長く楽しむためには、咲き終わった花や古くなった葉を取り除くことも大切です。
花が終わったら、花茎の根元を指でつまみ、
軽くねじりながら引き抜きます。
これを「花がら摘み」といいます。
途中で茎を残してしまうと、残った部分が腐敗する原因になることがあるため、できるだけ根元から取り除きましょう。
さらに、ぜひ覚えておきたいのが「葉組み」という作業です。
シクラメンは葉がたくさん茂ると、株の中心部分に光が届きにくくなります。
そこで、葉の向きを整え、中央に光が当たるようにします。
葉が混み合っている場合は、外側の葉を少しずつ整えて、中心部に空間をつくります。
こうすることで、株の中心にある花芽に光が届き、新しい花が上がりやすくなります。
葉組みは一度行えば終わりではありません。
葉が成長して混み合ってきたら、定期的に整えてあげましょう。
シクラメンは、ちょっとした管理の違いで長く楽しめる
シクラメンを長く楽しむために大切なのは、次の3つです。
- 水やりは土が乾いてから、球根に水をかけない。
- 暖房の風を避け、涼しく明るい場所で育てる。
- 花がら摘みと葉組みを行い、新しい花が育つ環境をつくる。
シクラメンは、購入したときの花を楽しむだけでなく、その後も次々と新しい花を咲かせてくれる植物です。
毎日の水やりや、ちょっとしたお手入れの際に、葉や花の状態を観察してみてください。
植物の変化に気づき、少し手をかけてあげることも、園芸の楽しみのひとつです。
ぜひ今年の冬は、シクラメンを春まで長く楽しんでみてください。🌸





コメント