漫画は日本を支える産業になる

冬のように仕事が少し落ち着く時期、
私は週に20冊ほど漫画を読みます。
だいたい5〜6タイトルを選び、
それぞれ3〜4冊ずつ併読するスタイルです。
一つの作品を一気に読むよりも、
複数を同時に読むほうが、なぜか集中力が続くのです。
考えてみれば、週刊少年漫画雑誌も同じ構造ですよね。
1冊の中に10数タイトルが掲載され、
読者は自然と“併読”している。
私の読み方は、その延長線上にあるのかもしれません。
もちろん、日本のアニメも素晴らしい文化です。
映像美、声優の演技、音楽の力。
世界中にファンがいるのも納得できます。
それでも私は、やはり漫画のほうがしっくりきます。
原作付きアニメの場合、
キャラクターの声に違和感を覚えたり、
BGMやテーマソングが好みでなかったりすることがあります。
何より、物語の進むスピードが違います。
漫画なら、自分のペースで読める。
感情が高まる場面ではじっくりと、
展開を急ぎたいときは一気に。
“読む速度を自分でコントロールできる”という点で、
漫画は圧倒的に自由度の高いメディアだと感じています。
思えば子どもの頃、
「漫画ばかり読むな」とよく言われました。
けれど今、漫画は日本が世界に誇るエンターテインメントです。
歴史やサイエンスを学べる作品。
経済や政治をわかりやすく描く作品。
人生観を揺さぶるヒューマンドラマ。
心から笑えて、思わず涙がこぼれる物語。
これほど幅広いジャンルと世代層に向けて、
毎週・毎月、膨大な作品が生み出され続けている国は、
世界でも日本くらいではないでしょうか。
さらに今は、電子書籍やAI翻訳の進化によって、
海外の読者も以前より簡単に作品へアクセスできます。
言語の壁は、確実に低くなっています。
近い将来、
観光産業と並び、あるいはそれ以上に、
漫画は日本を支える重要な産業になるのではないか。
そんな未来を、私は本気で想像しています。
だから今日もまた、
次の一冊を開いてしまうのです。





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