秋のミニバラ
- ナーセリー ハッチ
- 9月21日
- 読了時間: 2分

朝晩はかなり涼しくなってきましたね。
秋はミニバラにとって、春と負けず劣らず素晴らしいシーズンです。
気温は大体23℃から25℃と安定し、日差しも柔らかくなるため、光合成が盛んになります。
そのため、花の色はより鮮やかに、花持ちも良くなります。
さらに春に比べて害虫が少ないので、手入れが楽になり、初めてミニバラを育てる方でも安心して楽しめる季節です。
基本的な管理方法
水やり:
鉢全体が乾いたら与えるのが基本です。
午前中にたっぷり水を与え、鉢底から流れるまでしっかりと浸透させましょう。
「乾く→たっぷり」を繰り返すと根が健康に育ちます。
目安として、10月は4~5日に1回、11月は1~2週間に1回程度です。
肥料:
9月から追肥を再開します。
液体肥料は2週間に1回が目安で、剪定後に緩効性肥料を与えると管理がしやすくなります。
肥料は窒素・リン酸・カリが均等に含まれたものがおすすめです。
ただし、初霜の6~8週間前には肥料を止めて冬の休眠に備えます。
剪定と花がら摘み:
咲き終わった花は積極的に摘み取りましょう。
5枚葉の上でカットすると新芽が出やすくなります。
枝は鉢の高さの半分から3分の2ほどで切り戻すと株が休みやすくなり、切り花として楽しむのもおすすめです。
植え替え:
半年以上植え替えをしていない鉢は11月までに行いましょう。
少し大きな鉢に植える「鉢増し」や、古い土を新しい土に替える「用土替え」が効果的です。
冬の休眠前に行うことで、根が栄養を蓄えやすくなります。
病害虫対策:
秋は特に「うどんこ病」に気をつける必要があります。
葉に白い粉が見えた場合は、早めに取り除き、専用の薬剤を散布します。
予防のためにはミニバラ専用の薬剤を選び、風通しを良くし湿気を避けることが大切です。

秋はミニバラが最も美しく、長く咲いて楽しむことができる季節です。
正しいお手入れを心がければ冬越しも安心でき、翌春にはさらに豪華な花を楽しむことができます。
初心者の方でも挑戦しやすいこの時期に、ぜひミニバラを迎えてみてはいかがでしょうか。





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