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秋から始めるガーデン|春の庭は秋からつくる

9月28日
読了時間: 3分

朝晩の気温が少しずつ下がり、ようやく秋らしさを感じるようになってきました。


園芸店にも、パンジーやビオラ、ガーデンシクラメン、宿根草など、秋から楽しめる植物が少しずつ並び始めます。


「秋のガーデニング」と聞くと、秋の花を植えて今の庭をきれいにすることをイメージするかもしれません。


でも、秋の庭づくりには、もう一つ大きな楽しみがあります。


それは、


「春の庭を秋からつくる」


ということです。


まずは夏の庭をリセット


秋のガーデニングを始める前に、まずやっておきたいのが夏の庭の整理です。


夏の暑さで伸びすぎた植物や、枯れた葉、終わった花などを整理していきます。


ただし、まだ元気に咲いている植物まで、無理に抜く必要はありません。


まだ楽しめるものは残しながら、少しずつ秋の庭へ切り替えていきましょう。


庭を一度きれいにすると、今まで見えていなかった場所や、植物を植えられるスペースも見つけやすくなります。


秋は「今」より「春」を考える


秋に植物を植えるとき、一番大切にしたいのが、


「この植物は春になったらどうなるだろう?」


と考えることです。


植えたばかりの宿根草などは、まだ小さく、少し寂しく見えることがあります。


そのため、


「もう少し植えても大丈夫かな」


と思って、ついつい植物を詰め込んでしまいます。


ところが、春になると一気に成長して、想像以上に大きくなることがあります。


秋には少し物足りないくらいでも、春にはちょうどよくなる。


この感覚が、庭づくりではとても大切です。


植物を植える前に「土」を見る


植物選びに夢中になると忘れがちなのが、土づくりです。


夏の間、雨や水やり、人が歩いたことなどによって、土が硬くなっていることがあります。


植え付け前に土を軽く耕し、必要に応じて堆肥などを加えて、植物が根を張りやすい環境を整えてあげましょう。


どんなに良い植物を選んでも、根がうまく張れなければ、その後の生育に影響します。


庭づくりは、植物を選ぶところからではなく、実は「土を見るところ」から始まっているのかもしれません。


秋は植物を「買いすぎない」


園芸店をやっていると、秋は植物を選ぶのが楽しい季節だと感じます。


夏の花が少なくなり、パンジーやビオラ、宿根草などが店頭に並び始めると、


「これも植えたい」

「あれもかわいい」


と、どんどん欲しくなってきます。


でも、ここでも少し注意が必要です。


庭をきれいにするために、最初から植物をいっぱい植える必要はありません。


むしろ、植物が成長するための余白を残しておくことが大切です。


秋には少し寂しく見えても、冬を越して春になれば、その空いた場所が植物で埋まり、庭に立体感が生まれてきます。


秋の庭づくりは「未来への仕込み」


秋のガーデニングは、今この瞬間をきれいにするだけではありません。


冬を越し、春になったときの庭を想像しながら植える。


そして、植物が成長するための時間とスペースを残しておく。


そう考えると、秋の庭づくりは少し違って見えてきます。


今は小さな苗でも、半年後には大きく成長しているかもしれません。


今は何もない場所から、春には花が咲いているかもしれません。


ガーデニングの面白さは、こうした「未来を想像しながら植えること」にもあります。


秋は、春の庭を仕込む季節。


今年の秋は、目の前の庭だけを見るのではなく、


「半年後、この庭はどうなっているだろう?」


そんなことを想像しながら、植物を選んでみてはいかがでしょうか。


きっと、いつものガーデニングが少し違って見えてくるはずです。

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